「まつりつくば」は、茨城県つくば市で毎年8月下旬に開催されるつくば市最大のイベントです。つくばエクスプレス「つくば駅」周辺に複数の会場があり、つくば自慢の品など様々なグルメが勢ぞろいする出店や、演奏やダンスが披露されるステージなど、多彩なイベントが開催されます。
第1回目となる「まつりつくば」は、1981年(昭和56年)に有志により開催されました。1984年(昭和59年)からは「まつりつくば」の運営に行政が係るようになり、2014年(平成26年)にはつくば市長を本部長とする「まつりつくば大会本部」が結成されました。2014年以降の「まつりつくば」は、「まつりつくば大会本部」により運営されています。
また、2018年(平成30年)には「まつりつくば検討委員会」が開かれ、新たなキャッチフレーズが決定しました。下記キャッチフレーズ・コンセプト・運営方針のもと「まつりつくば」は開催されています。
【キャッチフレーズ】
わたしたちのまつりつくば。
【コンセプト】
自然・歴史・科学があふれる国際都市つくばで、まちとひとが一体となって未来をつくる、それが「まつりつくば」。
【運営方針】
1. オリジナリティの追及
つくば市が持つ環境・資源を最大限に生かした、「つくばらしいオリジナリティのある祭り」を目指します。
2. 市民参加の拡充
幅広く、「より多くの市民の参加」を目指します。
3. 一体感の醸成
まつりつくばに関わるすべての人々が、祭りを楽しみ、盛り上げていく、「一体感のある祭り」を目指します。
4. 安心・安全
すべての参加者及び来場者が、まつりつくばのルールを遵守し、「安全で規律正しく、市民や来訪者に愛される祭り」を目指します。
まつりつくばの歴史
開催年 | 開催回数 | 沿革 |
1981年 (昭和56年) |
第1回 | 祭り好きの有志達により、現在の「まつりつくば」の第1回となるイベントが開催されました。 |
1984年 (昭和59年) |
第4回 | 運営に行政が係るようになり、合併前の6町村がそれぞれ補助金を出して、毎年持ち回りで事務局を担当しました。 |
1987年 (昭和62年) |
第9回 | 4町村が合併し「つくば市」が誕生しました。1989年からは、つくば市が事務局を担当しました。 |
1998年 (平成10年) |
第18回 | 土浦学園線を通行止めにしたパレードが、初めて開催されました。大ねぶたも1基運行され、神輿や跳人が参加しました。 |
1999年 (平成11年) |
第19回 | パレードの規模が拡大し、世界の踊りを取り入れた「エキゾチックパレード」として開催されました。 |
2000年 (平成12年) |
第20回 | 記念すべき第20回では、初めて「アートタウンつくば」が開催されました。 |
2001年 (平成13年) |
第21回 | 昨年まで1日開催だったまつりパレードが、現在と同じく2日間開催となりました。つくば神輿連合により日本最大級の万灯神輿が作られ、パレードに初めて登場しました。 |
2005年 (平成17年) |
第25回 | 「つくばエクスプレス」の開業を記念し、開催期間を5日間に拡大した「まつりつくば」が盛大に開催されました。 |
2007年 (平成19年) |
第27回 | 市政20周年を記念し、多彩なイベントが開催されました。パレードには、つくばオリジナルの「バルーンねぶた」が運行されました。 |
2010年 (平成22年) |
第30回 | 第30回では、東北新幹線青森開業に合わせ、青森市長が「ミスねぶた」とともに参加されました。 |
2011年 (平成23年) |
第31回 | 同年3月11日に発生した東日本大震の復興支援として開催されました。万灯神輿には「祈」という文字と「日本の元気をつくばから」というスローガンが描かれました。 |
2012年 (平成24年) |
第32回 | 同年5月6日に発生した竜巻災害の復興支援、市政25周年記念として開催されました。前夜祭として花火大会が開催されました。 |
2013年 (平成25年) |
第33回 | 筑波研究学園都市50周年記念として、宇宙とロボットをテーマにしたイベントがノバホールで開催されました。 |
2014年 (平成26年) |
第34回 | 第33回終了後、これまでの「まつりつくば」の運営の検証、新たなコンセプトの作成、安全運営に向けた体制整備が実施されました。市長を本部長とした「まつりつくば大会本部」の結成や、新たなイベントの公募など、新しい「まつりつくば」の形が作られました。 |
2017年 (平成29年) |
第37回 | 「東京ディズニーリゾート®・スペシャルパレード」、2019茨城国体自転車競技のつくば開催を記念したJプロツアー選手によるエキシビジョンサイクルレース「まつりつくばクリテリウム」がそれぞれ開催されました。 |
2018年 (平成30年) |
第38回 | 国内初の車道でのモビリティロボットの走行となる、モビリティロボットによるパレードが行われました。 |
2019年 (令和元年) |
第39回 | いきいき茨城ゆめ国体2019・いきいき茨城ゆめ大会2019の開催を記念し、「つくば市炬火イベント」などの国体関連イベントが多数行われました。 |
2020年 (令和2年) |
- | 新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止いたしました。まつりつくばの中止は、第1回の開催以来初めてのことでした。 |
2021年 (令和3年) |
- | 新型コロナウイルス感染症の影響により、スマホスタンプラリー・ARフォトコンテスト・オンラインステージを代替イベントとして開催しました。 |